Google Cloud Platform で配送とeコマース体験を向上させる

Shortcodes Ultimate

はじめに

本記事は下記の記事を参考に執筆させていただきました。

参考記事1
参考記事2

誤配送を最小限に減らす

商品配達において正しい場所に商品が届くことは非常に大切です。Autocomplete APIは住所予測変換サービスを提供しています。

この機能を支払い手続きに統合すれば、住所入力の手間が軽減されるとともに、誤入力も減って結果、誤配送の確率も減らすことができます。

Autocomplete APIから住所を取得し、Geocoding API を使って消費者の配送先住所の正確な緯度/経度の位置を特定することができます。

これは、配送先を動かせるピンで地図上に表示して確認できるようにします。これにより、確認用の地図がすぐに表示されるので、消費者はピンの場所を変えて配送先の位置を微調整できます。

もう一度 Geocoding API を使えば、Google MAP上のピンの場所を人が読むことのできる住所表記に戻すことも可能です。

他に、正確な住所が存在しない場所には、Place Autocomplete API と Geocoding API の plus code を使用することで、配送業者に正確に配達場所伝えることができます。

最適な配送ドライバーを派遣する

配送ドライバーの車両管理が必要な場合は作業効率の改善や実際のの交通情報を使った効率的な作業をサポートするために、Google Maps Platform が利用できます。

消費者からの注文に対応できる各倉庫や配送センターからの移動時間を Distance Matrix API を使って比較し、最短となる組み合わせを探すことで迅より早く消費者に荷物を届けることができます。

traffic_model パラメータを使うと、商品が配送されて到着するまでにかかる時間を予測することも可能です。

また、Distance Matrix API は実際の交通情報を使用するため、リアルタイムの移動時間に基づいて、商品の配送をするのに最も近い場所にいるドライバーを選ぶことができます。

こうすることで、商品配達までの時間を可能な限り短くして、全体的な作業をより効率化します。商品の配達時間が短くなることで、ドライバーの 1 日あたりの配送数も増やすことができます。

正確なドライバーの道順のデータが必要な場合、Roads API を使うことで、道路形状に沿わせた補正が可能です。

デバイスから得られるリアルタイム GPS データから、前後関係を考えてGoogle の道路ネットワークの最も近い位置に補正する機能です。

Roads API で補正された位置情報は、Directions API や Distance Matrix API の起点としても使用できます。

この方法でドライバーの位置を修正すると、配達ルートと配送予定時刻がより正確になるので、全体的にも作業効率が改善されて、配送能力が向上します。

ドライバーのルートが最適化される

商品を配送するドライバーが決まったら、すぐに配送先へ向かってもらいましょう。

配送するドライバーに Directions API を使って実際の交通情報に基づく道順を案内をしたり、traffic_model パラメータで時間帯指定に対応した配送先の変更所要時間を予測することが可能です。

このサービスは、複数の配送先をどの順序でまわるかを最適化できるので、配送の全行程を最適化することができます。

ここで Tips を紹介します。プレイス オートコンプリート または Geocoding API のレスポンスとして得られる Place IDを使って目的地を設定することができます。

これにより、ドライバーの行先をより最適なアクセス ポイント荷下ろしをしやすい停車場所や玄関などに送り出せるので、ほとんどの場合、より効率的な配送が可能になり、全体的な作業効率が上がります。

Android やiOS の SDK で構築したネイティブアプリケーションでストリートビューを使用して、配送先の画像を表示すれば、ドライバーは停車場所や玄関先の様子を現地に到着する前に正確に把握することができます。

そうすることで、荷物の受け渡しにかかる余計な時間をなくすことができます。ネイティブの Google マップアプリを起動して、リアルタイムの音声ナビゲーションを利用することもできます。

リアルタイムで最新の配送予定時刻を配達者に伝える

最後に、顧客向けのアプリケーションで、常に最新の配送状況がわかるようにすることができます。

Directions API を使用することで、ドライバーの次の顧客への配送予定時刻までの残り時間を確認することができます。

Distance Matrix API を使用すれば、一度に多くの配送予定時刻を確認できます。リアルタイムの交通情報を使用して、刻々と変わる道路状況について顧客に最新情報を提供しましょう。

Maps JavaScript API を使ってウェブ上に簡単な配送トラッカーを構築すれば、顧客は配送をリアルタイムで追跡できるようになるので、配送状況を確認するために配送事業所に何度も電話をかける必要がなくなります。

位置情報に関するプライバシーの保護

消費者の位置情報を使用する場合は、Google Maps Platform 利用規約にあるエンドユーザーの位置情報に関するプライバシー規約を確認して、規約を守ってください。

まとめ

 GoogleのGoogle MAPや緯度経度から住所を取得することができるAPIのよって配送業務がより効率よく行えるようになってきています。

Google Cloud platformではこのような便利なサービスが多数リリースされていますので、興味のある方はチェックしてみてください。

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